晶子のお庭は虫づくし

クロオビフユナミシャクの観察日記1

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シャクガ科>クロオビフユナミシャク
体長20ミリから25ミリ。若令の頃は頭部が黒色、体色は淡緑色、2
令になると体色が灰褐色で、側線部がやや淡色です。
終令幼虫は頭部は黒褐色で前頭は黄白〜淡褐色、副前額縫線〜中縫線に沿って黄白色。
体の背面は赤紫色、亜側線、側線部は淡黄色、気門上線と気門線は淡黄色で
気門上線と側線部の間、気門上線と気門線の間は赤紫色です。
頭部が黒褐色、体全体が淡黄緑色になる個体もいます。肛上板は黒色。
食餌 アカシデ、クマシデ(カバノキ科)、イヌブナ、クヌギ、コナラ、アベマキ、シラカシ、
アラカシ(ブナ科)、ズミ、リンゴ(バラ科)、タカオカエデ(モミジ科)、ヤマツヅジ(ツツジ科)

似た幼虫にヒメクロオビフユナミシャクがいます。ヒメクロオビフユナミシャクは、
頭部全体が淡褐色で黒褐色の小斑が散在します。
体は淡黄緑色で背脈菅は透けてみえます。
全体に細長く、肥大していません。こちらも肛上板は黒色です。

2004年4月29日(木)

クロオビフユナミシャク幼虫 クロオビフユナミシャク幼虫
コナラにいたクロオビナミシャクの巣です。 コナラにいたクロオビナミシャク幼虫
クロオビフユナミシャク幼虫 体長は1.5センチです。

2004年5月3日(月)

クロオビフユナミシャク幼虫 クロオビフユナミシャク幼虫
クロオビフユナミシャク幼虫 背線以外の亜背線、気門線が薄くなっていまし
た。
体長は1.8センチです。頭部が黒色から黄白色
がまじったマダラ模様になりました。

終令幼虫は頭部は黒褐色で前頭は黄白〜淡褐
色、副前額縫線〜中縫線に沿って黄白色

引用文献及び参考文献
日本産フユシャクガ類(鱗翅目、シャクガ科)の分類学的、生態学的研究 中島秀雄著
原色日本蛾類図鑑(上) 保育社
日本産蛾類生態図鑑 講談社
日本産蛾類大図鑑 講談社

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2020.1.26更新