晶子のお庭は虫づくし

ツメクサガの観察日記1

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ヤガ科>ツメクサガ
老熟幼虫は体長約30ミリ。頭部は淡褐色で十数個の小黒点があります。
胴部はやや光沢があり黄緑〜緑色または赤みや黒みの強い個体もいます。
背面に多数の細い淡色の縦線を走らせ、体の各節縦線上に約14個の黒色突起があります。
多発して高密度になると緑色部分がすべて黒色になります。若令の頃は葉裏から葉肉を食し表皮を薄く残す。
3令頃から葉の表面に現れ、円形あるいは不整形な食痕をつくります。
葉の縁から食害することはまれです。
若令幼虫はシャクトリ虫状に歩行し、物に驚いたときは敏捷に落下します。
蛹で土中越冬

食餌 ヤグルマギク、キンギョソウ、アマ、ウマゴヤシ、テンサイ、ダイズ、アカツメクサ、アルファファなど

2003年8月15日(金)

ツメクサガ幼虫 ツメクサガ幼虫
ムラサキツメクサにいたツメクサガの幼虫です。体長は1.1センチです。

2003年8月16日(土)

ツメクサガ幼虫 ツメクサガ幼虫
ツメクサガ幼虫  下の幼虫はモンキチョウの幼虫で同じようにアカツメクサを
食餌にしています。
こうしてマクロ撮影すると違いがはっきりわかりますが、野外では同じように気門線が
白色で似ており、見分けにくい幼虫でした。ツヤっぽいのがツメクサガの幼虫です。
モンキチョウ幼虫 モンキチョウ幼虫
モンキチョウ幼虫

参考文献
原色日本蛾類図鑑(下) 保育社
日本産蛾類大図鑑 講談社
日本農業害虫大事典 全国農村教育協会

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2011.4.27更新
2020.1.22更新