晶子のお庭は虫づくし

ヨトウガの観察日記2-2003年

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ヤガ科>ヨトウガ
体長約40ミリ。胴部は第8腹節の背面で僅かに角ばり、後は急に低くなる。
頭部は淡く緑色を帯びた黄褐色で不明瞭な暗褐の網目斑があります。
胴部地色は灰黒色、暗褐色、黄褐色など個体差があります。
微細な黒点を密布し、細かい模様があります。背線は断続して細く灰黄色。
側線も不明瞭な灰黄色でその両縁は黒褐色にぼかされています。
背面よりみれば逆八字型に見えます。気門は灰黄色で黒環を持ちます。胸脚褐色。
蛹越冬
食餌 極めて多食性 キャベツ、ハクサイ、アブラナ、ダイコン、カブラ、エンドウ、ソラマメ、ダイズ、アズキ、ジャガイモ、ナス、
トマト、タバコ、チシャ、ゴボウ、キュウリ、ニンジン、サツマイモ、テンサイ、フダンナ、ホウレンソウ、アサ、アマ、アイ、ワタ、ケシ、
ハッカ、ソバ、サトウキビ、アサガオ、アオイ、バラ、各種雑草
自宅で確認できた食餌としてウマノスズクサ、パセリ

2003年9月1日(月)

パセリにいたヨトウガの終令幼虫です。体長は3センチです。
幼虫は1〜2令は頭部黒色、体は淡緑色で1〜2令のみシャクトリ虫歩行。
4〜6令は淡褐色から灰黄色、暗褐色
から黒色など変異が大きい。

2003年9月3日(水)

頭部は淡く緑色を帯びた黄褐色で不明瞭な暗褐の網目斑があります。体長は3.5センチです。

2003年9月5日(金)

ヨトウガ終令幼虫 ウマノスズクサにも沢山ヨトウガがいたので、

食餌をウマノスズクサに変更してみました。

大丈夫のようです。

 

ヨトウガ終令幼虫
ヨトウガ幼虫 シロシタヨトウ幼虫
終令になるとヨトウガは各腹節背面に八の字状の黒紋がみられます。
近似種のシロシタヨトウには、八の字の黒
紋はなく、背面には多数の白色円紋があります。

参考文献
原色日本蛾類図鑑(下) 保育社
原色日本蛾類幼虫図鑑(下)保育社
日本産蛾類大図鑑 講談社
日本農業害虫大事典 全国農村教育教会

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2020.1.24更新